平塚市美術館「国立劇場の名品展」2026/01/11/12:25

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国立劇場は、日本の伝統芸能の保存と振興のため、1966年に設立された日本初の「国立」の劇場です。明治初期の日本の近代国家の幕開けとともに、西洋に倣った官立の劇場施設が切望され、長い時を経て待望の開場を果たしました。その場内には、日本画を中心とした当時の画壇最高峰の作家による作品が集められ、格調高い趣を作り出す一翼を担い続けました。近現代の日本画の収集・展示を積極的に行っている当館では、国立劇場の再整備等事業のための閉場期間中、これらの作品をお預かりすることになりました。本展では全36点を一堂に公開します。

 このたびお預かりした作品は、大正3(1914)年の鏑木清方《野崎村》を除き、すべて1940年代以降に制作された作品です。日本画は、戦後の1940年代、新しい現実社会を生きる人々の感覚と伝統的な日本画との間に差異が生じ、大きな転換期を迎えました。新しい日本画の在り方を模索する画家たちは、西洋絵画の表現手法を参照し、あるいは東洋古典の新解釈を試みるなど、意識的にも造形的にも試行錯誤を重ねました。国立劇場のコレクションには、それらの傾向があらわれた作品が多く含まれており、多種多様な作品が集められています。

 本展では、これらの作品を主題やモチーフをもとに「1.物語・役者を描く」「2.風景を描く」「3.花・動物を描く」「4.人を描く」という4 つのテーマに分けてご紹介します。長きにわたって劇場内を彩り、幕間や上演前後の来場者に楽しまれてきた国立劇場のコレクションは、場外で一堂に展示されたことはなく、本展は貴重な機会となります。劇場内とはまた違った美術館の展示室という空間で、作品の魅力を心ゆくまでご鑑賞ください。
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平塚市美術館ホームページ
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